Siriwan Chatmaneerungcharoen博士
プーケット・ラチャパット大学 (タイ)
Appleの テ ク ノ ロ ジ ー で 教育現場を 活性化し、 地域コミュニティに 変革をもたらす。
プーケット・ラチャパット大学の教育学部長であるSiriwan Chatmaneerungcharoen博士は、タイ・プーケットで次世代の教育指導者たちにインスピレーションを与えています。教育学部には70人以上の教職員と4,000人を超える学生が在籍しており、学部のビジョンとして博士が掲げているのは、地域の教育者のみなさんに指導と学びのための最高のツールとトレーニングを提供し、強固なコミュニティと基盤を構築することです。そして、博士はそれを、MacとiPadを導入することから始めました。
「私の目標は、学生たちやすでに教師として働いている人たちをサポートし、彼らがプーケットで働き続け、地元に貢献できるようにすることです。教師不足を解消し、経済的機会を創出し、島の文化を守るためには、こうしたリソースとコミュニティが不可欠だと考えています」と博士は言います。
Chatmaneerungcharoen博士は、現代の教育におけるテクノロジーの重要性と、信頼性の低いデバイスを使用することの難しさを身をもって理解しています。そのため、Macを利用するという選択肢が大学から提示された時、博士は迷うことなくMacを選びました。そして、その安定性や直感的なユーザーインターフェイス、さらに自分のiPhoneやKeynote、Microsoft Officeといったよく使うアプリとシームレスに連係できることに感銘を受けたのです。博士は、適切なデバイスを選ぶことで様々なことが可能になることに感動し、今では学部の教職員やプログラムにもAppleのテクノロジーを活用することを推奨しています。
こうした取り組みの中の一つに、博士が教育省の後押しを受けて設立したイノベーションセンターがあります。ここでは、博士が率いるチームのメンバーが、テクノロジーを教育学に活用する方法を教育者のみなさんに指導し、テクノロジーの活用が地元の学校や地域コミュニティに与えるポジティブな影響について紹介しています。このセンターでは、プーケットの島々のすべての教育者を対象に、リーダーシップのスキルから、MacやiPad、Apple TVを使った活動的な授業の実践まで、あらゆるトレーニングやプロフェッショナルラーニングのセッションが提供されています。
また、Chatmaneerungcharoen博士はプーケットの中心部から離れた地域や農村地域の教育関係者にもインスピレーションを与えようと、教育セッションを実施するために各地を飛び回っています。大型ボートに乗って島々を訪れ、現地の校長と面談したり、持参したMacを使って、イノベーションセンターまで通うのが難しいリーダーや管理職、教師のみなさんにトレーニングを受けてもらうなど、積極的に活動しています。教育実習生が実習の仕上げとして博士に同行することも少なくありません。この時、彼らはiPadを持って行きます。魅力的な授業コンテンツを作成したり、特に屋外で授業を行ったりするのに最適なオールインワンのデバイスとして、博士はiPadを推奨しています。
「学部の教職員や教育実習生に、Appleのテクノロジーが最高だと言葉で説明する必要はありません。説明するより、実際に使って見せるのが一番です」と博士は語ります。
今も現役の教育者であるChatmaneerungcharoen博士にとって、テクノロジーを活用した新しい教育方法を導入することは、最もやりがいのある取り組みの一つです。「プーケットでは昔から、自然に根ざした教育を大切にしています。私たちは屋外へ出ることもあれば、自然環境を授業に取り込む場合もあります」と博士は話します。ある授業では、博士が指導する教育実習生たちが地元のマングローブ林を訪れて、iPadのカメラとPadletアプリで写真やビデオを撮影する活動を授業計画に取り入れました。そして授業を受ける生徒たちが互いに協力し合いながら、地域に根ざした課題解決型学習に取り組めるようにしています。
同学部の教職員のみなさんが、博士の掲げるビジョンを推進するために最先端のテクノロジーを活用する道を選んだことは、プーケットの学校の今後の発展に大きく寄与しています。